コミュニケーションの取れる人

仕事をする上でコミュニケーションは不可欠な存在です。
 コミュニケーション能力とは人と関わりあうことを大前提としています。
万人うけを目指して八方美人になるということではなく
どんな人とでも、笑顔で会話の出来る懐の深い人物であれば
好感を持たれるはずです。

ただ、人には感情があります。好き、嫌い、苦手な相手は常に存在します。
では何故そのような感情が生まれるのでしょうか？

ごく一部の人を除いて、赤ちゃんやペットを見ると無条件に笑顔が
出ると思います。そのときの感情は相手が喜ぶと自分も笑顔になる
というものではないでしょうか？
言葉が通じているか分からない赤ちゃんやペットにしきりに話しかけてみたり
普段人前では発しない言葉を発してみたりするもです。

それは無条件に可愛い、いとおしいという感情から生まれる人間独特の
ものだと思います。
しかし、相手がある程度知識や見識があるであろう年齢に達すると
それを相手に求めてしまい、最悪の場合は嫌いな人になってしまうのでは
ないでしょうか？

その嫌いになってしまう主体はというと自分自身の中にあるのです。
自分自身が相手によって感情を替え、何かを求めているのです。
少し宗教的になってしまいましたが、
コミュニケーションの取れる人とは、そういった損得勘定で人と
接するのではなく、素直に素の人として接することの出来る人
ではないでしょうか？

特に難しいことではありません。
目の前に居る人を人として素直に認め、自身も気取らず、飾らず
人としての自分で接することが出来れば、今ある人の輪がグンと
広がります。

今、目の前に居る人と目をあわせたとき、なんらかの緊張感、
威圧感を感じているならその根っこはどこにあるのかを
見つめなおして見てください。
ほとんどの場合自身の間違った認識、感情から来るもので
あることに気が付くと思います。

どのような仕事にもコミュニケーションは必要です。
社内の人、社外の人、友人と良いコミュニケーションを取れない
人は、煙たがられ、孤独になり、存在意義を見失ってしまいがちです。
これは何歳になっても始められる簡単な事なのです。

人を人と認め、自身も人であることを再認識してみてください